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目次

全体図

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可動部の図

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使用方法・注意事項

ケガに要注意!

シェーピングマシーンをご使用の際には必ず破損やケガに気をつけてください。
刃物は非常に鋭利です。
加工された材料も鋭利な部分があるので、必ず破損やケガに気をつけてください。
メンテナンスや調整の際には刃物は取り外して作業してください。
シェーピングマシーンはリードメーキング工具であり玩具ではありません。
お子様、心身障害の方の手の届かないところに保管し、使用させないでください。
使用の際は、安定した場所でお願いします。付属のクランプの使用をお勧めいたします。

持ち運びの注意

押し当て金具(8)とシェーピングの型の間に挟まっているスポンジを取って、ロック部分を後ろに倒してください。
ロック部分(7)をシェーピング型(13)に落下させないでください。シェービング型(13)、押し当て金具(8)、刃物(11)が破損される恐れがあります。
持ち運びの時の破損防止の為に、必ず押し当て金具にスポンジを付けてから、ロック部分を下ろしてください。
押し当て金具はシェービングの型を入れていない状態では閉じないでください。可動式のストッパー(9)が破損する恐れがあります。

シェーピング

ガウジングしたカマボコ型ケーンをシェーピング型(13)に左右対称に注意しながら置いてください。
必要ならば付属のセンタリングピン(24)を使用してください。
(センタリングピンの設定を参照)
ケーンの皮を上に向けて、ストッパー(9)に当たるようにセットしてください。
その時もう一度ケーンが左右対称であることを確認してください。出来上がりのリードの肝心なポイントです!
押し当て金具(8)をゆっくりとカマボコ型ケーンの上に降ろし、左右対称を最終確認して下さい。
その後ロックレバー(4)を後ろに倒してください。
カマボコ型ケーンが固定されるのと同時に、真ん中に折り目の目印が付きます。
可動部分(10)をケーンに当てずに一番奥まで押してください。
奥まで移動させた後、刃物(11)を軽い力でシェーピング型(13)に押し当てながら、ケーンをそのまま手前まで切ります。
次に刃物を押して、ケーンの反対側も切ります。一度に綺麗に切り取れなかった場合は、以上の作業を繰り返してください。
ロックレバーを解除し、ロック部分(7)を上げて、出来上がりの舟型ケーンを取り出してください。

ケーンの下準備

シェーピング作業の前にケーンを1-2分水に浸けてください。
浸け時間は短い方が、断面が綺麗に仕上がります。
強い力が必要だったり、ケーンがひび割れする場合は、浸け時間を長めにしてください。

可動範囲の調整

可動部分(10)の可動範囲はシェーピング型(13)の長さによって調整が必要です。
刃物(11)はシェーピング型の全長をカットする可動域は必要ですが、刃がストッパー(9)を傷つけたり、手前の端で刃がお互いに接触しないようにセットしてください。
可動範囲は注文されたシェーピングの型に合わせて調整され出荷されています。
他のシェーピングの型を使用する場合、芯棒(6)にはまっているバンパーチューブ(40)の長さの調整が必要になる場合があります。
その場合は、付属のバンパーチューブ(40)をご使用ください。
刃物ホルダー(14)を可動部分(10)に設置し、刃物がシェーピング型と同じ範囲を動くように設定してください。
刃物がストッパー(9)と接触する場合は、バンパーチューブ(40)の長さが足りません。
付属のバンパーチューブを適切な長さにカットしてください。
芯棒にかぶせる為に、縦にも切り込みが必要です。
手前の方も同様に、刃物がお互いに接触する場合は、バンパーチューブの長さで調整してください。

可動部分の調整

可動部分がシェーピングの際にスムーズに動かない場合は、可動部分(10)とゲージ(5)のクリーニングと調整が必要になります。
可動部分(10)の横にある2つのネジを2ミリ六角ドライバーで緩めてください。
マイナスドライバーでセンタリングボルト(15)を回し、ボールベアリング(27)を両側とも一番外側まで広げます。
その後、左側のセンタリングボルト(15)を可動部分がゲージに対して左右対称になる所まで戻します。
そして、右側のセンタリングボルトも可動部分が左右に動かない場所まで戻します。
左右に動かず、かつ前後にスムーズに動く様になれば、可動部分の調整はうまく出来ています。
最後に可動部分(10)の横のネジを締めて、設定を固定してください。

刃物の交換と調整

刃物の交換時は、まずシェーピングマシーンから刃物ホルダーを取り外します。
付属のT10ドライバーで固定ボルトを外して、グリップ(12)と使用済みの刃物(11)を分解します。
刃物を刃物ホルダーの刻印(OboeまたはEH)ガイドに従い置きます。 (刃物ホルダーの設定を参照、図3)

新しい刃物を、固定ボルトでグリップ(14)と刃物ホルダーに固定します。
刃物ホルダー下側のネジを完全に緩め、取り出し2回転だけ戻します。
刃物ホルダー全体を可動部分に差し込みます。反対側の刃物ホルダーも同様です。
新品の刃物は高さ調整が必要です。
刃物(11)の下側とシェーピング型(13)が最低2mm被る様に設定します。

図1参照

調整は刃物ホルダー下側のネジを使用します。
ご希望の刃物位置まで徐々にネジを1/4回転ずつ高さを確認しながら回していってください。
反対側の刃物も同様です。
刃物の切れ味が悪くなって来た場合は、高さを徐々に下げていけば、刃物の上側がケーンの1mm上ぐらいになるまで使用出来ます。
その後は新しい刃物と交換ください。

新しい刃のご注文はこちらから

刃物ホルダーは作るリードの種類(楽器別)で変えてください

刃物(11)の間隔は使用するシェーピング型(13)に合わせて設定します。
シェーピングマシーンをご購入された際には、注文されたシェーピング型に刃物間隔は設定されています。
シェーピング型を替える時は、場合によっては刃物間隔の再設定が必要です。
Reeds'n Stuff のシェーピング型はすべて刻印でどの楽器用か判別出来ます。
以下の一覧表をご参照下さい。

楽器 刻印- 刃物間隔
Oboe Oboe – 10 mm
Oboe Le Roseau Chantant Oboe – 10 mm
Oboe d'amore Oboe – 10 mm
Wiener Oboe Oboe – 10 mm
Englischhorn EH – 13 mm
Barockoboe EH – 13 mm
Bassoboe EH – 13 mm

図2

図3 – 刻印(Oboe/EH)は刃物側になります。
この図はオーボエ用の組み立てです。

"Oboe" と "EH" は刃物ホルダーに刻印されています。
シェーピング型によって刃物間隔を選んでください。(図2参照)
基本的には、オーボエ用の刃物間隔がイングリッシュホルンの刃物間隔より小さいです。
刃物ホルダー(14)の刻印通りに刃物の背中を置き、グリップ(12)にボルトで固定します。(図2参照)
その他の説明は"刃物交換と設定"をご参照下さい。

ケーンのセンターを決めるヒント

カマボコケーンを真ん中に置くためにセンタリングピン(24)4本を可動部分に設置する事をお勧めします。
間隔は8/9/12/12.5mmに設定出来ます。
ケーンの幅に合わせて、センタリングピンを所定の穴(41)に差し込んでください。

図4

マシーンの掃除

清掃とメンテナンスをしっかりと行ってればマシーンの寿命はのびます。
シェーピングマシーンを使用後は柔らかい布や筆などを使用し必ず水気を拭き取り、木や汚れを取り除いてください。
スムーズな動きを保つために時々、ボールベアリング(27) / ゲージ(5) / 芯棒(6) ※  にオイルを刺してください。
しかし材料を固定する部分(ロックレバーなど)には注油しないでください。
※最新式マシーンは樹脂製のパーツを使用していますので、芯棒(6)注油は不用です。

シェーピング型の設置

押し当て金具(8)をロック部分ごと後ろに倒し、ゲージ(5)が見えるようにしてください。
ボルトとドライバーを用意してください。
シェーピング型(13)をゲージ部分の上に置き、軽くストッパーに押し当てると、固定ネジ用の穴がゲージのネジ穴の上に来ます。
付属のネジをその穴に入れて軽く固定してください。強く締める必要はありません。
2つともネジが締まり、シェーピング型が固定されたら、ジェーピング型から手を離して構いません。

ケーンが型に均等に当たらない場合

シェーピングの際にケーンが動いたり、真ん中の傷がはっきりつかなかったり、ケーンがシェーピング型に均等に押し付けられていない場合、押し当て金具(8)を調整する必要があります。
横から見て、押し当て金具とシェーピング型が平行に見えなかった場合です。
カマボコ型ケーンをシェーピング型の上に置き、ロックレバー(4)を締めずに押し当て金具を下げてください。
ロック部分上側の穴のボルト(六角レンチ)は右左が調整用、真ん中が固定用です。
左右のボルトで押し当て金具とロック部分が調整出来ます。シーソーの原理です。
少しの調整の場合は左右のボルトだけで出来ます。
大きな誤差が生じている場合は真ん中の固定ボルトを緩めてください。
調整は、押し当て金具が上がりすぎている側でします。ケーンをしっかり押さえていない側です。
ボルトを回し、隙間が平行になるまで調整します。
下までさげても、まだ平行にならない場合は、反対側のボルトを徐々に緩め平行にします。
シーソーの原理です。両側の調整ボルトが押し当て金具と接触しているようにします。
その後、真ん中の固定ボルトを締めます。押し当て金具の新品交換の場合は、固定ボルトのみでの取り外しと再固定をしてください。
正しく調整出来たか、最終確認のためにケーンを挟んでチェックしてください。
押し当て金具とケーンの間に隙間が見えず、ケーンが動かずに固定されていれば、正確な調整は完了です。
ケーンの真ん中に、はっきりと傷が入るのが理想です。
ロックレバーは出来るだけ後ろまで押し当てますが、後ろの金属部分に接触してはいけません。
0.5~1.0 cmの隙間が理想です。
調整がうまくいっていなければ、再度調整してください。